大阪・関西万博会場(大阪市)にあるフランスパビリオンの入り口に、スタジオジブリのアニメ映画「もののけ姫」(宮崎駿監督)の一場面を描いた巨大なタペストリーが展示されている。タペストリー制作が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたフランス中部の街オービュッソンで織られた。
作品名は「呪いの傷を癒やすアシタカ」(縦5m、横4・6m)。シルクやリネンなどさまざまな素材を使い、緑色の深い森に光が差し込む様子が表現されている。
制作した国際タペストリーセンターは映画「千と千尋の神隠し」のタペストリーも作っており、愛知県美術館(名古屋市)で8月17日まで展示されている。