宮城県岩沼市の海岸で女性の遺体が見つかった事件で、女性が仙台市の自宅から徒歩で外出したとみられることが18日、捜査関係者への取材で分かった。車を所有しておらず、自宅には自転車が残されていた。現場まで10キロ以上離れており、岩沼署捜査本部は、何者かと車で移動した可能性もあるとみて捜査している。

 女性は仙台市の保育士行仕由佳さん(35)。12日の帰宅後、忘れ物を取りに行くと伝えて外出し、行方が分からなくなった。

 捜査関係者によると、子どもから連絡を受けた親族が同日、行仕さんのスマートフォンに電話をかけたがつながらなかったことも判明。コートなどを着ずに軽装で出かけたという。