皇族数確保に関する全体会議を終え、記者会見する衆院の額賀議長（右）と参院の関口議長＝１７日午後、衆院議長公邸

　衆参両院は１７日、皇族数確保に関する全体会議を衆院議長公邸で開いた。額賀福志郎衆院議長は衆参正副議長が取りまとめ案を作成した上で、次回会合に示す意向を表明した。現時点で自民党と立憲民主党は個別論点で溝が残っており、双方が合意に向けて歩み寄れるかどうかが焦点になる。

　額賀氏は記者会見で、次回会合の開催時期は未定としながら「できる限り早く取りまとめを行い、立法府の総意をつくるのが使命だ」と述べた。夏の参院選前に結論を出すことに意欲も示した。玄葉光一郎衆院副議長は「各論点の意見はほぼ出尽くした」と指摘した。