鳥取県の平井伸治知事は17日、他候補の当選を目的とする「2馬力」の選挙運動を防止するため立候補時に宣誓書提出を求める独自策を、6月上旬までに投開票される県議会補欠選挙(米子市選挙区)で初実施すると発表した。県選管は島根県と一つの選挙区「合区」となる夏の参院選でも導入する方向で調整しており、21日の合同選挙管理委員会で決定する。
宣誓書は「自らの当選を目的として候補者になる」という趣旨の内容。立候補の要件を満たすかどうかを確認するため選管が候補者に提出を求める書類に追加する。平井知事は、提出を拒んだ場合、立候補の届け出を受理しない可能性もあり得るとしている。