入札会に出品された佐賀県産のり

 国内有数の養殖ノリ産地で知られる佐賀県が今シーズン、のり販売で量、額ともに兵庫県に及ばず、3年続けて2位となることが17日確定した。日本一奪還を目指していたが、赤潮や少雨の影響で生産が伸びなかった。

 この日は、佐賀県産のりの今季最後となる入札会を実施。佐賀県有明海漁協によると、販売は計約9億6436万枚、約233億円となった。平均単価は24・15円。

 全国漁連のり事業推進協議会のまとめでは、兵庫県はこれまでに計約17億54万枚、約407億円となっている。兵庫県では今後、2回の入札を予定している。

 佐賀県有明海漁協の中島光参事は「佐賀は海況に恵まれなかったことが一番残念だ」と述べた。