石川県は17日、昨年の能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市や珠洲市など奥能登4市町の2025年のコメなどの作付面積が24年並みの約2千ヘクタールとなる見込みだと明らかにした。24年9月の記録的豪雨で土砂や流木が堆積した農地400ヘクタールのうち、約4割に当たる170ヘクタールで復旧が完了する見通し。
馳浩知事は記者会見で「農地ごとに被災の状況が異なり、できるところからやっている」と強調。JAなどと情報共有を進め、早期復旧を目指す考えを示した。
県によると、作付けできる2千ヘクタールの内訳はコメが1700ヘクタール、麦やソバ、牧草などが300ヘクタール。