16日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=142円台後半で取引された。

 午前10時現在は前日比42銭円高ドル安の1ドル=142円88〜89銭。ユーロは1円06銭円高ユーロ安の1ユーロ=161円69〜75銭。

 日経平均株価の下落に伴って投資家のリスク回避姿勢が強まり、比較的安全な資産とされる円を買ってドルを売る動きが先行した。

 市場では「米中貿易摩擦の激化に対する警戒感も根強い」(外為ブローカー)との声があった。