大阪・関西万博が開幕し、大勢の人でにぎわう会場=13日午前、大阪市此花区の夢洲
 大阪・関西万博の開幕を宣言する日本国際博覧会協会の十倉雅和会長(中央)=13日午前8時43分、大阪市此花区の夢洲
 ライトアップされた大阪・関西万博会場=11日、大阪市此花区の夢洲

 大阪・関西万博が13日、大阪市の人工島・夢洲で開幕した。10月13日までの184日間で、158の国・地域が参加。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、各国の英知を結集して今後の世界の在り方を模索する機会となる。一方、入場ゲートやパビリオンの混雑といった懸念を抱え、円滑な運営を図れるかどうか開催国としての手腕が問われる。

 会場内で13日朝、開幕式典が開かれ、日本国際博覧会協会(万博協会)の十倉雅和会長が「大阪・関西万博、ただいま開幕します」と宣言。吉村洋文大阪府知事ら関係者とテープカットした。

 大阪メトロ中央線夢洲駅近くの東ゲート前は、開場を待つ人で長蛇の列ができた。午前9時、ゲートが開くと次々に大勢の人が足を踏み入れた。目立った混乱はなくスムーズに列が流れた。

 今回の万博は「並ばない万博」を目指し、来場日時とパビリオン観覧で原則予約制を導入。ただ一部のパビリオンは当日枠も用意した。東ゲートに近い「住友館」では13日午前、当日枠に来場者が殺到し、「受付一時停止中」と掲示された。