3月に岡山、愛媛両県で起きた山林火災で、陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイが配備後初めて、物資輸送の任務に当たっていたことが11日、陸自への取材で分かった。これまでは訓練飛行のみだった。

 陸自によると、災害派遣の一環として、オスプレイ2機が3月26日、陸自木更津駐屯地(千葉県)から海上自衛隊徳島航空基地(徳島県)に航空部隊向けの物資を運んだ。消火活動には参加しなかった。

 陸自は17機を保有し、2020年7月から木更津に暫定配備中。期限は今年7月で、建設中の佐賀駐屯地(仮称、佐賀市)に移駐する見通し。