中国国家統計局が10日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で0・1%低下した。下落幅は2月より0・6ポイント縮小したものの、2カ月連続でマイナスになった。不動産不況を背景とする内需低迷を反映し、デフレ圧力が根強いことを示した。
品目別に見ると、食品・たばこ・酒は0・6%下落した。牛肉が10・8%、生鮮野菜は6・8%それぞれ低下した。過剰生産で値引き合戦が起きている自動車などの乗り物は4・0%のマイナスだった。
変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは0・5%上昇した。2月は0・1%のマイナスだったが、プラスに転じた。(共同)