全国知事会の平井伸治副会長（鳥取県知事）らは９日、東京都内で自民党の逢沢一郎選挙制度調査会長らと会い、他候補の当選目的で立候補する「２馬力」行為への対策強化を要請した。放置すれば、国民の選挙への信頼を損なうと訴えた。
選挙運動を妨げる行為や、交流サイト（ＳＮＳ）での候補者への誹謗中傷、真偽不明な情報の投稿への対応も求めた。
平井氏は要請後、記者団に「速やかに対策を講じないと、民主主義の土台が崩れるという危機感を持ってほしい」と強調。同席した杉本達治福井県知事は、規制に向けた基準の策定や罰則の明確化を急ぐべきだと指摘した。
