9日の東京外国為替市場の円相場は一時、1ドル=144円台後半をつけた。

 午後5時現在は前日比1円86銭円高ドル安の1ドル=145円53〜54銭。ユーロは71銭円高ユーロ安の1ユーロ=160円29〜33銭。

 トランプ米政権の関税強化に伴い世界経済の減速を懸念する見方が広がり、比較的安全な資産とされる円を買ってドルを売る動きが優勢となった。

 市場関係者は「日米で株価の不安定な動きが続いており、為替市場ではリスク回避の円買いとなった」と話した。