記者会見する在ミャンマー日本大使館の吉武将吾臨時代理大使(左)ら=8日、マンダレー(共同)

 【マンダレー共同】在ミャンマー日本大使館の吉武将吾臨時代理大使は8日、地震で甚大な被害が出た同国第2の都市、中部マンダレーで共同通信と会見した。9日に医療物資を積んだ航空自衛隊機が到着予定で、吉武氏は「困難に直面するミャンマーの人たちにできる限りの人道支援を行う」と強調した。

 日本の国際緊急援助隊医療チームが既に現地で活動しており、吉武氏は「医療体制は弱まっており、日本の援助に感謝の声が寄せられている」と述べた。援助隊の矢間秀行団長は「安心して活動できるようになる」と話した。

 日本政府はミャンマー軍事政権を承認していない。吉武氏は「クーデターの正当性を認めたわけではない」と説明した。