4月に首長選が相次ぐ「ミニ統一地方選」が6日、最初の投開票日を迎え、スタートした。この日は3都府県で1知事選と4市長選が投開票された。このうち秋田県知事選、秋田市長選では、ともに自民党の支持層が割れ、夏の参院選に向けて不安を残した。また13日投開票の22市長選が告示され、無投票で4市長が決まった。
現職の引退を受けた秋田県知事選は、無所属新人の元自民県議が、立憲民主党や公明党などが相乗りで支援した前副知事らに勝利。秋田市長選では、立民推薦の元秋田県議が、公明党が推薦し自民、社民両党支部などが支援する現職を破った。
同県北秋田市長選、東京都小平市長選はいずれも現職が勝利した。
2度の不信任決議可決による失職に伴う大阪府岸和田市長選は4人の争いとなり、元国会議員秘書が前職らを破り初当選した。
ミニ統一地方選は、「平成の大合併」を促した特例法の期限が2005年3月末だったため、新自治体に伴う選挙が翌4月に集中したことに伴う事象。今年は6回目で、参院選の情勢を占う目安となっている。