【ワシントン共同】中国生まれの投資家チュン・ワン氏ら民間人4人を乗せた米スペースXの宇宙船クルードラゴンが4日、約4日間の飛行を終えてカリフォルニア州の沖合に着水し、地球に帰還した。北極と南極を結ぶ軌道を周回した初の有人飛行という。
他の3人は欧州の映画監督と研究者、オーストラリアの冒険家。米メディアによると、ワン氏は暗号資産(仮想通貨)で財産を築き、飛行費用を負担した。
スペースXによると、将来の長期宇宙滞在に向け、4人は約20の実験を実施。医療用エックス線画像を撮影したり、微小重力下でマッシュルームを育てたりしたほか、約400キロの上空から北極や南極を撮影した。