全国の定点医療機関から10〜16日に報告されたノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の患者数が3万4609人(1機関当たり11・1人)で、過去10年の同時期と比べ最多となっていることが25日、国立感染症研究所のまとめで分かった。
厚生労働省は、手洗いの徹底を呼びかけるとともに「特に子どもや高齢者など抵抗力の弱い人は、加熱が必要な食品はしっかり加熱して食べるなど気をつけてほしい」としている。
ノロウイルスは、感染すると1〜2日の潜伏期間の後、激しい嘔吐や下痢を繰り返す。感染力が強く、保育所や幼稚園、学校などで感染が広がることが多い。