「弁当の日おいしい記憶のエピソード」で文部科学大臣賞を受賞した三井祐人さん(中央)=22日午後、東京都内

 全国の小中学生に弁当作りや料理に挑戦した体験をつづってもらう企画「弁当の日おいしい記憶のエピソード」の表彰式が22日、東京都内で開かれた。最優秀賞に当たる文部科学大臣賞を受賞した山口県周南市立秋月中1年の三井祐人さん(13)は「今回の作文を通して、お弁当は国を超えて友情の輪を広げる力を持っていると改めて感じました」と笑顔で語った。

 三井さんは作文「弁当の力」で、欧州で暮らしていた幼少時代に、母親が作ってくれた細巻きずしが入った弁当のおかげで、同級生の輪に解けこむことができ、その後自身でも同じような弁当を作った経験を書いた。

 企画には2024年度、全国から2477点の作品が集まった。