【ワシントン共同】米国務省のブルース報道官は21日の記者会見で、パレスチナ自治区ガザの停戦に向けて「依然として取り組んでいる」と述べた。1月に発効したイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦合意は事実上崩壊。ブルース氏はハマスが人質を解放しなかったことが原因として「米国は喜んでイスラエルを支援する」と強調した。

 イスラエルは18日にガザを大規模空爆し、20日に地上攻撃を開始した。ブルース氏は「目の前にある課題の本質は無差別虐殺を止め、他者を人間の盾として利用する行為を防ぎ、混乱を抑えることだ」と説明し、米国は尽力していると話した。