政府、与党は19日の参院予算委員会理事会で、森友学園に関する決裁文書改ざん問題を巡り、財務省から大阪地検特捜部に提出された関連文書の一覧表や、今後の公開スケジュールを野党に提示した。財務省の不開示決定を取り消した大阪高裁判決が確定したのを受けた対応。野党は内容を精査し、国会での審議を求める構えだ。

 財務省は4月上旬ごろから文書そのものの段階的な開示を予定している。森友学園との交渉の内部記録などが含まれるとみられる。文書改ざんの経緯に関し、新たな事実が明らかになるかどうかが注目される。