【パリ共同】「(米ニューヨークの)自由の女神像を返還せよ―」。フランスの政治家が16日、異なる意見を排除する強権的な姿勢が目立つトランプ米大統領を念頭に、フランスが像を寄贈した際の価値観を米国はもはや体現していないとして、米国から像を取り返すべきだと主張した。フランスメディアが伝えた。
米ホワイトハウスは17日、フランスは第1、2次大戦での米国の支援に感謝すべきだとして一蹴した。像の返還は現実には困難だが、フランスのトランプ氏への強い反感を示している。
政治家はフランス選出の欧州連合(EU)欧州議会議員で中道左派のラファエル・グリュックスマン氏。