北海道下川町は10日、全世帯の9割にあたる約1500世帯への配水を止めた。町全域で同日断水が発生し、水道管から大規模な水漏れが起きている可能性があり、浄水場の貯水量を確保するための措置。原因箇所は特定できておらず、復旧のめどは立っていない。町は給水袋を配布するなどしており、今後は周辺自治体から給水車の応援を受ける。

 町によると、10日午前10時ごろ、浄水場からの水の減りが極端に多いことを知らせる「異常流水」を検知。その後、町内から「水が出ない」などの連絡があったという。

 水道が復旧するまで、町立病院や認定こども園を除く公共施設は休館する。