【ニューヨーク共同】13日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は4日続落し、前日比537・36ドル安の4万0813・57ドルで取引を終えた。トランプ米政権の関税政策に伴う世界的な貿易摩擦への懸念が市場を揺らしており、10日から4日間で、計2000ドル近く値を下げている。
米政権は前日、鉄鋼・アルミニウムの輸入品への25%関税を発動し、欧州連合(EU)とカナダは報復関税の発表で応じた。これに対しトランプ大統領は13日、EUにさらなる関税策で対抗する考えを交流サイト(SNS)で表明し、報復の応酬による世界経済減速への警戒感が広がった。