羽島郡岐南町平島の仕出し業者「バイパス給食センター」の弁当を食べた男女71人が食中毒を起こした問題で、県は5日、下痢や嘔吐(おうと)などの症状が確認された患者が16~97歳の男女261人に拡大したと発表した。うち133人が医療機関を受診し、7人が入院したが、いずれも快方に向かっており、5日までに全員が退院した。
「岐阜新聞デジタル クーポン」始めました!対象店舗はこちら県生活衛生課によると、患者は2月24~28日に業者の弁当を食べたとみられる。この間、会社や工場、団体、幼稚園などに計1万5662食の弁当が提供されていた。
岐阜保健所は2日、患者や調理従事者の便からノロウイルスが検出されたことなどから、業者が提供した弁当を原因とする食中毒と断定し、営業禁止処分としている。
また、業者が2月24~28日、羽島市役所など4カ所で弁当を一般販売していたことも判明。県は下痢や嘔吐などの症状があった場合、最寄りの保健所への連絡を呼びかけている。
弁当を一般販売していた4カ所は次の通り。
羽島市役所内売店(同市)、OKBふれあい会館2階アトリウムワゴン販売(岐阜市)、那加クレーンセンター(各務原市)、わくわく広場イオンモール各務原インター店(同市)