岐阜県は2日、羽島郡岐南町平島の仕出し業者「バイパス給食センター」と「バイパス給食センター第二工場」で調理された弁当が配達された会社など34カ所で、弁当を食べた20~83歳の男女71人が下痢や嘔吐(おうと)といった症状を訴え、うち38人が医療機関を受診し、2人が入院したと発表した。いずれも快方に向かっている。
「岐阜新聞デジタル クーポン」始めました!対象店舗はこちら患者に共通する食事がこの業者で調理された弁当で、患者や調理従事者の便からノロウイルスが検出されたことなどから、岐阜保健所はこの業者が提供した弁当を原因とする食中毒と断定した。
県生活衛生課によると、弁当は2月26日、会社や工場、団体、幼稚園など343カ所に3289食が配達されたが、約3200食分については食べた人の調査が済んでいないという。
岐阜保健所は、この業者を2日から再発防止措置が講じられるまでの間、営業禁止処分とした。