記者会見する大分大付属小PTAの池田俊輔会長(中央)ら=3日午前、大分県庁

 大分大付属小(大分市)のPTAは3日、雇用していた元事務員が2021〜23年度にかけて、会費など計約910万円を着服していたと発表した。元事務員は不正出金を認め、投資やギャンブルなどに使ったと説明しているという。被害金は3日付で全額弁済された。保護者の意見を踏まえ、刑事告訴に踏み切るかどうか判断する。

 不正出金したのは、PTA会費約441万円と、学校の施設整備に充てる後援会費約468万円。元事務員は備品や消耗品を購入したように会計システムに入力し、購入金額分を通帳から直接引き出していたという。

 学校行事に関する予算を昨年12月に確認した際、不審な支出が確認され調べていた。