北海道旭川市で2024年、女子高校生=当時(17)=が橋から川に落下させられ殺害された事件で、殺人や監禁などの罪に問われた同市の無職小西優花被告(20)の裁判員裁判第3回公判が3日、旭川地裁で開かれた。共謀したとして起訴された同市の無職内田梨瑚被告(22)が出廷したが、証人尋問に先立ち「ここでは話したくない」と話し、真実を述べることを誓う宣誓を拒んだ。
内田被告は理由について「同じ内容の裁判を控えているので」と主張。小笠原義泰裁判長は、理由なく拒否すると、過料や刑罰が科される恐れがあると説き「あなたの話からすると正当な理由に当たらないと思うので、宣誓を」と求めたが被告は応じなかった。
小西被告は当時19歳で、改正少年法で起訴後の実名報道が可能な「特定少年」に当たる。初公判で起訴内容を認めた。
起訴状によると、24年4月18日夜〜19日未明、高校生を車に乗せて監禁し、旭川市の橋付近で着衣を脱がせて動画撮影し、極度に畏怖する高校生を橋の欄干に座らせ、川に落下させ窒息死させたとしている。