群馬県の山本一太知事は24日の記者会見で、自身が代表を務める政治団体の政治資金収支報告書で、個人献金者の住所欄に、献金者が経営に携わる企業の所在地などを記載した例があったと明らかにした。事実上の企業・団体献金と疑われかねず「監督不行き届きにほかならない」と陳謝した。山本氏の事務所は、不適切な記載は計19件あったとした。
事務所によると、企業所在地や、献金者の旧住所を記載した例が2021〜23年分の収支報告書で計19件あり、金額は計127万円だった。共同通信は22日、山本氏に質問状を送付し、これらの記載が実態と異なる可能性があるとして見解を尋ねていた。