自民党は24日、11月の立党70年に合わせ発表する新たな国家ビジョンの策定に向けた会議の初会合を党本部で開いた。30年後の立党100年を見据え、日本の在り方や党の役割を打ち出す考えだ。森山裕幹事長は「先の見えない不確かな時代の中で国民生活を守り抜くため、自民が日本の政治を間違えないよう進めていかなければならない」とあいさつした。

 今後、総裁経験者や有識者、党員らにヒアリングを実施し、自民の歴史を振り返る。8月以降に、新国家ビジョンの取りまとめ作業に入る見通しだ。本部長に森山氏、座長に斎藤健前経済産業相、起草委員長に中曽根康隆青年局長が就いた。