記者会見するケネディ米厚生長官=22日、ワシントン(共同)

 【ワシントン共同】米厚生省は22日、主に石油を原料に合成される食品着色料の使用を段階的に禁止すると発表した。食品医薬品局(FDA)が使用を認めている8種類のうち、2種類は数カ月以内に認可取り消し手続きを始め、残る6種類は来年末までに食品に使用できないようにする。

 日本で使用が認められている「赤色3号」は2027年1月までの使用中止などを食品メーカーに求めると発表していたが、期限を前倒しする。日本では漬物などに使われている。

 食品添加物が子どもの健康や発達に与える影響を国立衛生研究所(NIH)とともに調べるほか、天然着色料への移行を食品メーカーに促す。