ヘグセス米国防長官

 【ワシントン共同】ヘグセス米国防長官が一般アプリのチャットグループで妻らに空爆計画を共有したとされる問題で、NBCテレビは22日、この計画は中央軍が安全な通信網でヘグセス氏に提供したものだったと報じた。中央軍幹部がヘグセス氏に送信してから10分足らずでチャットに投稿されたという。ヘグセス氏は22日も「機密ではない」と否定した。

 共有した情報には戦闘機の離陸や攻撃開始の時刻が含まれていたとされる。ホワイトハウスのレビット報道官は22日の記者会見で「ヘグセス氏は国防総省の改革を進めており、そのために中傷キャンペーンが展開されている」と語った。

 ヘグセス氏はイエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する3月の空爆作戦の詳細を、一般アプリ「シグナル」で妻や弟らと共有していたと報じられた。ウォルツ大統領補佐官が記者を誤って招き入れた別のチャットグループにも同様に作戦内容を投稿。野党民主党だけでなく、与党共和党からも資質を問う声が出ている。