笹川スポーツ財団は21日、中学1〜3年生の保護者を対象としたスポーツ・文化活動に関する調査結果を公表し、民間スポーツクラブでの活動に対して家庭から1年間に支払う額の平均は15万5799円だった。5万857円だった学校運動部活動の約3倍となり、民間クラブの活動の経済的負担が大きいことが浮き彫りとなった。
保護者が関与する内容については、スポーツクラブでは「送迎」が最も多く78・1%となり、63・0%だった運動部活動と比べ高水準だった。
公立中学校の運動部活動を地域のスポーツ団体に委ねる「地域移行」では、保護者の経済的な負担や、生徒の移動手段の確保が大きな課題となっている。