大阪府警警備1課の巡査部長が大阪・関西万博の開幕前、警備に関する内部資料を一時紛失していたことが19日、府警への取材で分かった。資料は回収し、インターネットなどへの流出は確認されていないという。
府警によると、巡査部長は開幕前の10日、大阪市の府立国際会議場に業務で立ち寄った際、資料を置き忘れた。一般の利用者が資料を見つけて会議場に届け出て、12日に会議場が府警に連絡した。府警は連絡があるまで紛失に気付いていなかったという。
府警は「文書の適切な管理が行われるよう指導し、再発防止に努める」とコメントした。巡査部長の処分も検討するとしている。