17日の東京外国為替市場の円相場は日米両政府の関税交渉を受け、荒い値動きとなった。朝方は、円安ドル高是正に向けた協議がなされるとの思惑などから、一時は1ドル=141円台後半に上昇した。東京市場で141円台を付けるのは昨年9月下旬以来、約7カ月ぶり。だが日米交渉で為替が議論されなかったと伝わると円売りドル買いが加速し、下落に転じた。

 午後5時現在は前日比79銭円安ドル高の1ドル=142円89〜91銭。ユーロは75銭円安ユーロ高の1ユーロ=162円56〜60銭。