大相撲の春巡業は14日、東京都千代田区の靖国神社で奉納相撲が行われ、戦後80年に当たり、横綱豊昇龍が特別に拝殿前で雲竜型の土俵入りを披露した。戦後70年の2015年には、同じモンゴル出身の白鵬と日馬富士が不知火型を披露。第74代横綱は「俺でいいのかな。歴代の横綱がやったことを、自分もやっているのでうれしい」と恐縮しつつ喜んだ。
奉納相撲が行われた靖国神社相撲場には、千葉・日体大柏高時代に大学生の大会を見に訪れたという。「水戸龍関や若隆景関が強かった。雨の中、ぬれながら見ていた」と懐かしそうに話した。
新横綱の春場所は右肘痛などで途中休場し、夏場所での再起を期す。