女子1万メートル 31分13秒78をマークし優勝した広中璃梨佳=えがお健康スタジアム

 世界選手権東京大会の代表選考を兼ねる陸上の日本選手権1万mは12日、熊本市で行われ、女子は2023年世界選手権7位の広中璃梨佳が31分13秒78で2大会ぶり4度目、男子は鈴木芽吹が27分28秒82で初優勝を果たした。

 男子はパリ五輪代表で前回大会覇者の葛西潤が2位で、吉居大和が3位。日本記録保持者の塩尻和也は4位で、パリ五輪代表の太田智樹は8位だった。

 女子は矢田みくにが2位に入り、世界選手権マラソン代表に決まっている小林香菜は10位。男女とも参加標準記録(男子=27分0秒00、女子=30分20秒00)は突破できず、今大会での代表入りは決められなかった。