大相撲の春巡業は12日、神奈川県藤沢市で行われ、春場所で優勝同点の12勝を挙げ、巡業を急性腰痛症で休場していた元大関の高安が合流した。三役復帰が確実な夏場所(5月11日初日・両国国技館)に向け「場所を追うごとに良くなっている。失速しないようにしたい」と強い意欲を示した。
初優勝の可能性を残して千秋楽を迎えたのは春場所が9度目だった。当初は2桁勝利と三役復帰が目標だったそうで「優勝できなかったというよりも、優勝に近づけた。悔しい気持ちはあるが、本来の目標は達成できた」と前向きに捉える。
「痛いところをつくらないように。5月も注目されるような相撲を取りたい」と力を込めた。