【サンパウロ共同】アルゼンチン政府は11日、国際通貨基金(IMF)から200億ドル(約2兆8千億円)の融資を受けることで合意したと発表した。IMFはミレイ大統領の財政緊縮策を評価。長引く経済危機から脱却する鍵となるか注目される。
世界銀行も11日、雇用創出などを目的に120億ドルの支援を発表した。米州開発銀行(IDB)は最大100億ドルを拠出する計画を明らかにした。
IMFのゲオルギエワ専務理事は声明で「強力な財政健全化目標と幅広い構造改革を柱とした計画を断行し、堅調な経済回復の兆しを見せている」と評価した。ミレイ氏は国民向けのテレビ演説で「全ては計画通りに進んでいる」とした。