3月、ソウルの国会議員会館で講演する呉世勲ソウル市長(共同)

 【ソウル共同】韓国の次期大統領選で尹錫悦前大統領側の保守系与党「国民の力」からの立候補が取り沙汰されていた呉世勲ソウル市長が12日、不出馬を表明した。当初13日に出馬表明するとみられていたが、緊急記者会見し「踏みとどまる勇気も必要だ」と述べた。

 大統領選を巡っては、10日に出馬表明した革新系最大野党「共に民主党」の李在明前代表が支持率で最有力と目されている。国民の力からは、保守色の強い金文洙前雇用労働相のほか、尹氏の弾劾訴追に賛成意見を示し党代表を辞任した韓東勲氏らが挑戦を表明している。