愛知県警本部

　愛知県警西枇杷島署が、署に安置していた男性２人の遺体を取り違え、遺族に返す予定の遺体が誤って火葬されていたことが１２日、捜査関係者への取材で分かった。署は３月下旬、遺族に謝罪した。確認を怠った可能性があり、県警は詳しい原因を調べ、再発防止策を検討している。

　捜査関係者によると、火葬された男性の遺体は２月２３日に同県清須市の庄内川で見つかった。身元が判明し、事件性の有無を調べた後、遺族に返す予定だったが、署は同時期に安置されていた身寄りのない別の男性の遺体と取り違え、葬儀業者に引き渡したという。

　引き取り手がいない遺体は死亡した場所の自治体が火葬や埋葬を行うとされている。