【ニューヨーク共同】11日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反発し、前日比619・05ドル高の4万0212・71ドルと4万ドル台を回復して取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定に携わる高官が、市場が混乱した場合は対応する手段があると発言したと伝わり、買い注文が膨らんだ。
英紙フィナンシャル・タイムズは、米ボストン連銀のコリンズ総裁が「市場機能や流動性に関する懸念が生じた場合には、それに対応する手段をFRBは持っている」と語ったと伝えた。トランプ米政権の関税政策への懸念から足元の市場が不安定になる中、投資家の間に安心感が広がった。