青森県八戸市で行われた会合であいさつする自民党の麻生最高顧問=11日午後

 自民党の麻生太郎最高顧問は11日、青森県八戸市での自民議員の会合で、米政権の関税措置に関し「この経済騒ぎは、しばらくの間続く。明らかに非常時、有事だ」と危機感を示した。夏の参院選で与党が敗北すれば「非常時に『何も決められない日本』になりかねない」と強調し、支持を訴えた。

 高市早苗前経済安全保障担当相も出席し「影響を受ける産業を守ろうと自民は闘っている。次の世代のために、技術革新の種を残さなければならない」と語った。