石破茂首相は、連合の芳野友子会長と労働政策に関して協議する「政労会見」を来週前半に開く方向で最終調整に入った。首相は中小企業や地方での賃上げ実現を目指しており、連合との協調姿勢を示す。開催されれば自民党政権下では2009年の麻生政権以来、16年ぶりとなる。関係者が11日、明らかにした。
芳野氏は今年1月、首相と官邸で面会し、政労会見の復活を求め、首相は「前向きに検討したい」と応じていた。連合は立憲民主、国民民主両党の最大の支援組織。芳野氏は3月の自民党大会に、連合会長として20年ぶりに出席していた。