大阪府と大阪市は11日、大阪・関西万博会場の人工島・夢洲(大阪市)の跡地活用に関する基本計画の初版をまとめた。会場シンボルの大屋根リングは一部を残して記念施設に転用したり、解体した部材をバス停やベンチに再利用したりすることを検討すると明記。日本国際博覧会協会と対応を協議する。
基本計画は、万博会場の夢洲「2期区域」約50ヘクタールを(1)ゲートウエー(2)グローバルエンターテインメント・レクリエーション(3)カジノを含む統合型リゾート施設(IR)連携(4)大阪ヘルスケアパビリオン跡地活用―の四つのゾーンに分け、サーキット場や高級ホテルを誘致する方針も示した。