広島市の松井一実市長は11日、今年8月6日に開く平和記念式典は、世界各国の代表を「招待」する方法から、式典開催を伝える「通知」を送る形に変更すると明らかにした。出席の判断は各国にゆだねる。昨年は招かなかったロシアやパレスチナ自治政府も含め、日本に在外公館があるか国連に代表部がある全ての国と地域を対象にする。
松井氏は定例記者会見で「被爆者の憎しみを乗り越え平和を願う『ヒロシマの心』を理解した国に来てもらう」と述べた。
広島市は例年、各国代表を式典に招いてきたが、ロシアのウクライナ侵攻以降はロシアとベラルーシの招待を取りやめた。
通知は195の国・地域とEUが対象となる。