3月、岡山市南区と岡山県玉野市にまたがる山林で起きた火災

 岡山市南区で発生した山林火災で、同市と岡山県玉野市は11日、両市内の火災を鎮火したと発表した。岡山市の消防ヘリコプターで、上空から熱源の有無の最終調査を実施し、再燃の恐れがないと判断した。3月23日の出火から鎮火まで19日間を要した。

 両市は3月28日に鎮圧を発表したが、引き続き熱源が確認されたため、地元消防などが上空からの警戒と地上での消火活動を続けてきた。焼損面積は、岡山市南区と玉野市で計約565ヘクタール。空き家など6棟が焼け、人的被害はなかった。

 今回の火災は、現場近くに住む高齢男性が伐採した木をバーナーで焼き、風にあおられて山に飛び火したと岡山県警に話していた。