9日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(378回債、表面利率1・4%)の利回りが上昇し、一時1・355%を付けた。

 トランプ米政権の関税政策に対応するため、日本政府が補正予算を組むのではないかとの思惑が市場で強まった。財政が悪化するとの懸念から超長期国債を中心に売る動きが強まった。

 大阪取引所10年国債先物の中心限月である6月きりは前日比30銭高の141円34銭。