チビチリガマで開かれた慰霊祭に参列した遺族ら=5日午後、沖縄県読谷村

 太平洋戦争末期の1945年の沖縄戦で、家族同士などで殺し合う「集団自決」が起きた沖縄県読谷村の「チビチリガマ」と呼ばれるガマ(自然壕)で5日、遺族会が慰霊祭を開いた。「80年前の過ちを再び起こしてはならない」。参列した遺族ら約100人は犠牲者の鎮魂を願い、平和の継承を誓った。

 参列者のうち遺族ら約30人が、暗く、線香の煙が立ちこめたガマの中に入り、手を合わせた。祖母らを亡くした同村の与那覇徳市さん(82)は沖縄の方言で「台湾有事などの問題があり、また戦争が起きないか心配だ。このガマから平和を願いたい」と声を震わせた。