石破茂首相は5日の読売テレビ番組で、今国会で野党が内閣不信任決議案を提出し可決された場合、夏の参院選に合わせ衆院を解散し衆参同日選に踏み切るかどうかを問われ、正面から答えなかった。「そんな先のことは分からない。新年度が始まったばかりだ。今は成立させていただいた予算の着実な執行が第一だ」と述べるにとどめた。
一部野党が物価高対策で主張する食料品の消費税減税に関し、否定的な考えを重ねて示した。消費税は社会保障の財源であり、仮に減税する場合は国民に対し代替財源を明らかにする責任があると強調。「自民党はあらゆることを当然考えるが、選挙さえ良ければいいと考える党でもない」と語った。