「どろんこ祭り」で父親の顔に泥を塗る女の子=5日午後、高知市

 白い浴衣を着た女性が男性の顔に泥を塗り、無病息災や豊作を祈願する「どろんこ祭り」が5日、高知市の若宮八幡宮で始まった。桜が咲く中、早乙女と呼ばれる12人が早苗を植え、田んぼの周りでは老若男女が踊りを披露。太鼓の音を合図に、女性たちが次々と見物客らの顔に泥を塗った。6日まで。

 通説では、江戸時代に2代目土佐藩主山内忠義のはかまの裾に田植え中の女性が誤って泥をつけてしまったが、忠義がねぎらい、農民らが泥を掛け合って喜んだのが起源とされ、400年以上受け継がれている。

 高知市の会社員(30)は娘(3)に泥を塗ってもらい「泥がひやっとした。娘と参加できてよかった」と笑顔を見せた。