石川県加賀市と日本郵便北陸支社などは26日、自家用車による有償送迎「自治体ライドシェア」の運転手が荷物を配達する実証実験の出発式を開いた。加賀市内の郵便局から第1便として「ゆうパック」を配送。配送の需要や乗務への影響などを検証する。
実証にはライドシェアの運転手をしている市民が参加し、利用客からの配車依頼がない時間帯に配達する。稼働率向上で追加収入が得られ、なり手の拡大につながるとの期待もある。
加賀市は昨年3月の北陸新幹線の敦賀延伸に合わせ、ウーバーのアプリを活用したライドシェアの本格運行を始めた。利用者から依頼を受けた運転手が自家用車で迎えに行き、有料で目的地まで運ぶ。